Watson

2020年02月11日

Elementary (2)

私が最近はまっている海外ドラマ「Elementary」からの第二弾。⇒第一弾はこの猫をクリック~。

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Amazon primeで見ることのできる、Season 1~6までをついに制覇してしまった私。今は、Season2の3回目の視聴を楽しんでいます。3度目ともなると、ストーリーよりもいろんな英語表現が頭に入ってくるのがいいところ。

(注:ドラマ Elementary を知らない方へ:名探偵シャーロック・ホームズの現代版。舞台は米国・ニューヨーク市です。)

ホームズには、しょっちゅう、NYPD(=New York Police Department)から捜査協力要請の電話やメールが入ります。それを受けると、何をしていてもすぐさま現場に駆け付けるのですが、一緒にいる相手にはこんな風に説明します:

Holmes: Duty calls.

Duty が主語で、callsが述語なので、直訳すると「義務(職務)が呼んでいる・求めている」。つまり「私にはやらないといけないことがある」という感じですね。ちょっと誇らしげに、なんなら偉そうにホームズがこれを言うところが、私は結構好き。

call という単語のおもしろい使い方は、他の場面でも登場します。Season2 - 第13話で、NYPDのベル刑事がホームズのせいで怪我をして拳銃が扱えなくなり、別の部署に異動します。ホームズは、ベル刑事は元の仕事(主要犯罪課)に戻るべきだと強く訴えます。そのときのセリフがこちら:

Holmes: It's a calling. It's your calling.

↓和訳と解説はこの下に ↓

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(ミヤのcallingはグルーミング。人でも猫でも舐めたくて仕方ないけど、鉄に怒られちゃったの図)

Holmes: It's a calling. It's your calling.

この場合の calling は「a」がついていることからもわかるように、名詞です。「呼び出し」「呼び声」といった意味もありますが、「天(神)が呼んでいる、宣言していること」という意味もあるので「使命」とか「天職」とも訳されます。というわけで、このセリフの意味は:

Holmes: It's a calling. It's your calling.
「それ(主要犯罪担当刑事)は、天職なんだよ。きみの天職だ。」

ちなみに、このエピソードの最後では、ベル刑事は元どおり、主要犯罪課(Major Crimes Unit)に再異動。私の好きなキャストの一人なので、戻ってくれてうれしい~。

さあ、今日も 「Elementary」の3回目、見ようっと 

(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
duty  職務、義務、関税
call  求める、呼ぶ、電話する




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2019年12月20日

Elementary (1)

お久しぶりです、皆さま~。前回のブログ更新から何と約3ヶ月!・・私の悪いクセが出てしまいました。生来の筆不精に加え、重症の肩関節周囲炎(a.k.a. 五十肩)のため、キーボードに伸ばす手も痛くて、ついつい教材作成以外では長めのタイピングをするのを避けておりました

五十肩なんてすぐ治るだろうと高をくくっていましたが、私の肩関節周囲炎は「研修会のネタになるレベル」らしく、完治には1年を要するらしいのです。昨日も「こんなカッチカチなのは初めて・・」と担当の理学療法士の先生に嘆かれてしまいました。

というわけで当面は、気軽に、短めに、英語&TOEICネタをお送りすることにシフトしようと思います。

  ちなみに、こんな重症「五十肩」を実際に見てみたい(?)方、1/5(日)の単発講座を担当しますので、ぜひ


今日のネタは、私が最近はまっている海外ドラマ「Elementary」より。

名探偵シャーロック・ホームズの現代版(しかも、こちらのバージョンでは、ワトソンはアジア系の女性です)。この場面は、ホームズがワトソンを探偵として鍛えようとしているところです。二人が同居するアパートでのひとコマ。

(Holmes throws a tennis ball at Watson's back.)

Watson: OW! What the hell was that about?!

Holmes: Don't be cross. It could have been a knife.

fuku20191220
(Fuku with a cap: He also looks cross!)

↓和訳と解説はこちら ↓

(Holmes throws a tennis ball at Watson's back.)
  ホームズはテニスボールをワトソンの背中に投げる。

Watson: OW! What the hell was that about?!
 ワトソン:うわぁ!いったいどういうまね?!

Holmes: Don't be cross.  
 ホームズ:怒るなよ。
It could have been a knife.
 それ(テニスボール)は、ナイフだったかもしれないよ

could have been は仮定法過去完了。過去の事実(実際はテニスボールだった)とは異なることを「仮定」して、「~だったかもしれない」と述べています。

このエピソード内では、何度もワトソンを不意打ちして、犯罪者に襲われても対応できるよう鍛えようとしているので、こういうセリフになっているわけですね。

仮定法って、教科書に登場する、なんだかややこしい話法だと思っている方、実は普段の会話にも頻繁に登場します(ちょうど今週の「英作文&スピーキングクラス」のテーマの1つです。受講生の皆さん、お楽しみに~)。

また、cross はTOEICでは「横断する」という動詞として頻繁に登場しますが、ここでは形容詞。「怒っている、不機嫌な」といった意味です。イギリス人がよく使う表現のようです(Sherlockはイギリス人)。

ちなみに、このエピソードのオチとして、ワトソンが逆にシャーロックに不意打ちをくらわせて、驚くシャーロックに微笑みながら「It could have been a knife.」と同じセリフを吐きます。私の好きなシーンの1つです。

さあ、今日も 「Elementary」見ようっと 

(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
throw  投げる
back  背中
could have + 過去分詞 ~だったかもしれない




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