書籍
2022年04月07日
学校用のTOEIC書籍なのです(1)
私が2021年に取り組んだ「初挑戦」は、学校用のTOEIC L&R書籍の執筆でした。大学や専門学校といった教育機関や、社会人の研修などに使用いただくためのテキストです。
ほぼ1年、じっくり取り組んだ書籍がこちら:
今まで何冊か書いてきた自習用の市販教材とは異なり、教育・研修の場で使っていただくための書籍ですので、様々な工夫が必要でしたが、これがなかなか楽しかった!
というのが、私が持っている経験知を最大限に活かして書くことができたからです。私の経験の中で特に利用できたのが:
【経験1:スクール用の教材を20年以上自作してきた】
2000年にTOEIC専門塾を開校して以来、自分でずっとスクール用の教材を作ってきました。その際に気を付けたのが、講師・受講生のどちらにとっても「教えるのが楽しくなる」「学ぶのも楽しくなる」そんな様々な工夫を凝らすことでした。具体的には:
・授業では
「少しずつ難度を変え、つい挑戦したくなる問題作り」
「教える内容は厳選し、それを徹底的に反復する」
・宿題では
「反復するために必要なものはこちらで用意する」
「やるべきこと・回数などを明確にする」
この書籍においても、出版社に無理にお願いして、元々は予定になかった「宿題教材(Review Exercise)」を用意し、Quizletとも連動させることができました。
【経験2:インタラクティブに授業を進めてきた】
英語屋の授業は少人数クラスなので、授業中に講師が生徒を指名し、答えてもらいながら進行します。また、宿題も添削し、その内容に基づいた復習テストも毎回実施します。これによって「どんな点につまづきやすいか」「どういう順序で学べばとまどわないか」という知識を蓄積することができました。
この2つの経験知をミックスさせて書いたのですが、担当していただいた出版社の方からは:
という暖かいお言葉をいただき、既にサンプル版をご覧いただいた大学の先生は、素敵なツイートをしてくださいました。
TOEIC、英検などの数々の名著を世に出していらっしゃるJoy先生 からの突然のツイートは、ほんとに小躍りするほどうれしかったです。
店頭に並ぶ書籍ではありませんので、一般学習者の方にはお役に立てませんが、このブログをお読みいただいている中に、学校や研修機関、塾などで初級学習者を担当される方がいらっしゃいましたらご検討いただければうれしく思います。
紙面サンプルや、無料見本誌は、こちらでゲットできます!
ほぼ1年、じっくり取り組んだ書籍がこちら:
今まで何冊か書いてきた自習用の市販教材とは異なり、教育・研修の場で使っていただくための書籍ですので、様々な工夫が必要でしたが、これがなかなか楽しかった!
というのが、私が持っている経験知を最大限に活かして書くことができたからです。私の経験の中で特に利用できたのが:
【経験1:スクール用の教材を20年以上自作してきた】
2000年にTOEIC専門塾を開校して以来、自分でずっとスクール用の教材を作ってきました。その際に気を付けたのが、講師・受講生のどちらにとっても「教えるのが楽しくなる」「学ぶのも楽しくなる」そんな様々な工夫を凝らすことでした。具体的には:
・授業では
「少しずつ難度を変え、つい挑戦したくなる問題作り」
「教える内容は厳選し、それを徹底的に反復する」
・宿題では
「反復するために必要なものはこちらで用意する」
「やるべきこと・回数などを明確にする」
この書籍においても、出版社に無理にお願いして、元々は予定になかった「宿題教材(Review Exercise)」を用意し、Quizletとも連動させることができました。
【経験2:インタラクティブに授業を進めてきた】
英語屋の授業は少人数クラスなので、授業中に講師が生徒を指名し、答えてもらいながら進行します。また、宿題も添削し、その内容に基づいた復習テストも毎回実施します。これによって「どんな点につまづきやすいか」「どういう順序で学べばとまどわないか」という知識を蓄積することができました。
この2つの経験知をミックスさせて書いたのですが、担当していただいた出版社の方からは:
『Smart Route to the TOEIC L&R Test』で展開されている段階的かつ的を絞った学習は初級者にたいへん有効だと思いますし、そのユニークなアプローチによって大学テキスト市場の類書と差別化できると確信しております
という暖かいお言葉をいただき、既にサンプル版をご覧いただいた大学の先生は、素敵なツイートをしてくださいました。
シラバスが大学のサイトに載っているので、学校用教材の出版各社から大量のテキストの見本誌が届く。私が選定するのは主にTOEICなので1分見て「アカン」と判断することがほとんどなのだが、1冊だけ「これエエかも」と思って自宅に持ち帰ってきたものをちょっとゆっくり見てみると、ほんまにエエ。
https://twitter.com/JoyJPN/status/1470747108420747265?s=20&t=jHUhibJfs8BOqKfxctkwNg
TOEIC、英検などの数々の名著を世に出していらっしゃるJoy先生 からの突然のツイートは、ほんとに小躍りするほどうれしかったです。
店頭に並ぶ書籍ではありませんので、一般学習者の方にはお役に立てませんが、このブログをお読みいただいている中に、学校や研修機関、塾などで初級学習者を担当される方がいらっしゃいましたらご検討いただければうれしく思います。
紙面サンプルや、無料見本誌は、こちらでゲットできます!
eigoyavocab at 09:28|Permalink│Comments(0)
2021年03月16日
「奪取シリーズ★誕生2周年祭!」リフレクション
先日3月14日に、目標スコア奪取シリーズ★誕生2周年祭(オンラインイベント)が無事終了~。参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
オンライン授業やイベントはこの1年で100回以上開催してきたので慣れているつもりでしたが、100名近い人数で行うのは初めてだったので、zoomホスト役の私はドキドキ。無事終わった後のビールは最高でした。
さて、残念ながら受講いただけなかった方にも、少しだけ、私のレクチャー内容をご紹介しますね。
テーマとしては「簡単な単語の意味をストレッチ」。例えば「pay = 支払う」というふうに「英語1語=日本語1語」で覚えるのでは、TOEICや実用英語に通用しないので、もう少し広げて、例えば「pay =支払う、給料、雇う、報われる、割に合う」という意味まで押さえていきましょう~というお話しでした。
オンライン授業やイベントはこの1年で100回以上開催してきたので慣れているつもりでしたが、100名近い人数で行うのは初めてだったので、zoomホスト役の私はドキドキ。無事終わった後のビールは最高でした。
さて、残念ながら受講いただけなかった方にも、少しだけ、私のレクチャー内容をご紹介しますね。
テーマとしては「簡単な単語の意味をストレッチ」。例えば「pay = 支払う」というふうに「英語1語=日本語1語」で覚えるのでは、TOEICや実用英語に通用しないので、もう少し広げて、例えば「pay =支払う、給料、雇う、報われる、割に合う」という意味まで押さえていきましょう~というお話しでした。
例として「奪取シリーズ」の書籍の中に登場する語句を使って、ブレインストーミングを参加者全員で行いました。ここでも少し再現してみましょう。
Q1. change の類義語・類義表現は?
さあ、ご自身でちょっと考えてから、この続きを見てみてくださいね。なるべくいろんな場面で使われる「change」を思い浮かべてみるのがおすすめです。
(フクも思案中・・に見えるだけ)
イベント当日、皆さんが入力して提出していただいた語句を word cloud という形で表示したのがこちらでした(画像の上でクリックすると大きくなります)。
この word cloud は「その単語を提出した人が多ければ⇒それにつれて文字は大きく見える」というシステムなので、一目で、どんな単語をみんなが思い描いたかがわかります。いい単語がたくさん出てきました。
類義語辞典(Thesaurus)で調べるとこんな感じ。
ただ、このような類義語辞典に載っているようなものばかりではなく、もっと簡単な単語でも言い換えが可能です。そんな例を730点奪取から1つご紹介。書籍をお持ちの方はぜひP.74の問題で確かめてみてくださいね。
それでは、また! P.S. およそ1年ぶりのTOEIC、82回目の満点が取れました。ああ、よかった。
[TOEIC990満点80回超の講師(=私)が、TOEICをとことん分析・追求したオリジナル教材で指導。オンライン受講&教室受講受付中です。]
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eigoyavocab at 18:00|Permalink│Comments(0)
2021年02月13日
奪取シリーズ★誕生2周年祭!
2019年2月に旺文社から刊行された「TOEIC L&Rテスト目標スコア奪取シリーズ」、めでたく2歳になりました。この機会に、読者の皆さまに向けに特別なオンラインイベントを企画しました。
その名も奪取シリーズ★誕生2周年祭
このイベントのポイントは:
・著者4名(濵﨑先生、八島先生、藤枝先生、& 古澤)が2年ぶりに集結
・「ミニ講義×4本」で、合計たっぷり2時間(zoom開催)
・それがなんと無料!
・奪取シリーズの読者、90名様限定
その名も奪取シリーズ★誕生2周年祭
このイベントのポイントは:
・著者4名(濵﨑先生、八島先生、藤枝先生、& 古澤)が2年ぶりに集結
・「ミニ講義×4本」で、合計たっぷり2時間(zoom開催)
・それがなんと無料!
・奪取シリーズの読者、90名様限定
2019年の刊行当時、東京・大阪・名古屋の3ヶ所でのみ「ミニ講義(&サイン会)」を行いましたが、他の地域の皆さんにはお会いできなかったことがずっと気がかりだった著者4名。コロナの影響で、勉強や受験の機会が減ってしまった読者の皆さま、学習者の皆さまに、ささやかながら恩返しさせていただきたいと思っています。
お申込みスタートは、2月14日(日)の午前9時。こちらのサイトから先着順です。ぜひぜひお早目にお申込みくださいね。
お申込みスタートは、2月14日(日)の午前9時。こちらのサイトから先着順です。ぜひぜひお早目にお申込みくださいね。
まだ「奪取シリーズ」1冊も持っていない~という方は、こちらのサイトで、ぴったりの一冊を選べます
https://www.obunsha.co.jp/pr/toeic_dash/index.html
皆さんと、zoom越しにお会いできるのを楽しみにしていますね
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eigoyavocab at 10:31|Permalink│Comments(0)
2020年01月13日
目標スコア奪取シリーズ 重版決定!
2020年初のブログです。遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
しょっぱなから素敵なお知らせです。2019年2月刊行の「TOEIC L&Rテスト目標スコア奪取シリーズ」、重版決まりました~!!なんと4冊揃ってです!ありがたさに、旺文社さんからのメールを拝んでしまいました。
私が担当したのは「730点奪取」。英語屋受講生の方からは「英語屋の授業で学ぶこととリンクしてる~!」というお声をいただいています。そう、英語屋では「中級クラス⇒こちらとこちら」や「実践演習⇒こちら」というクラスで取り組んでいる練習や解き方のエッセンスを詰め込んだのがこの書籍。「英語屋には通えないけど・・」という方にも、この機会にぜひ手に取っていただきたい1冊です。しょっぱなから素敵なお知らせです。2019年2月刊行の「TOEIC L&Rテスト目標スコア奪取シリーズ」、重版決まりました~!!なんと4冊揃ってです!ありがたさに、旺文社さんからのメールを拝んでしまいました。
ただ、一方で、せっかくご購入いただいたのに「うまく活用できていない・・」というお声もいただいているのが現実。なので、今年は、読者向けのサポートもいろいろ考えていきたいな~と思っています。
きっと、ミヤも賛成することでしょう。
そういや、この帯写真を撮ったころは、まだ五十肩とは無縁だったなあ~。このポーズ、今は取れないでしょうね。たいしたポーズには見えないと思いますが、実はカメラマンさんから「肩を後ろに引いて、右に20度ほど傾けて!」・・といったふうな細かい指示がいっぱい出ていたのです(全くそんなふうに見えないですが)。
ヒロミ 心の一句
「失った 可動域の ありがたさ 帯の笑顔が ほんものだもの」。
肩の可動域を英語にすると shoulder range of motion だそうです。range (範囲)はTOEICでも頻出ですね。I need to improve my shoulder range of motion! Desperately!
それでは皆様、本年も当ブログと英語屋を、どうぞお贔屓に願います~
(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
range 範囲
motion 動き
improve 改善する
desperately 必死のパッチで、切に
役に立った!という方は下記のボタンをクリックorタップ!
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eigoyavocab at 12:25|Permalink│Comments(0)
2019年03月26日
ぐー・ちょき・ぱー
2/24からスタートした book tour 「奪取シリーズ刊行記念イベント」が無事終了いたしました~!ご来場いただいた皆様、興味を持って見守ってくださっていた皆様、本当にありがとうございました。
名古屋・大阪の私のミニ講義は「全員参加型」をめざし、アクションを要求するもの(といっても、全然難しいことではないのですが)でした。どちらの会場でも、皆さん(著者の先生方や書店員の皆さんまで!)積極的に参加してくださって、とてもうれしかったです。
「英語屋でもいつもそんな感じの授業をされているのですか?」と何回か尋ねられましたが、答えはNO! これは今回のイベント用に考えたもの(つまり初おろし)でして、いつもの授業スタイルとは全く異なるものなのでした。
今回のミニ講義で初めて「英語屋」を知り、体験受講にお申し込みいただいた方もいらっしゃるのですが、基本「挙手」は不要なのでご安心を~(笑)!
ただ共通点としては、
「制限時間を厳しめに設定」
「各自が、自分の答えを披露し、間違えても気にしない(そこから学ぶ)」
「正解できるかどうかよりも、正解・不正解の理由や周辺知識を重視する」
名古屋・大阪の私のミニ講義は「全員参加型」をめざし、アクションを要求するもの(といっても、全然難しいことではないのですが)でした。どちらの会場でも、皆さん(著者の先生方や書店員の皆さんまで!)積極的に参加してくださって、とてもうれしかったです。
「英語屋でもいつもそんな感じの授業をされているのですか?」と何回か尋ねられましたが、答えはNO! これは今回のイベント用に考えたもの(つまり初おろし)でして、いつもの授業スタイルとは全く異なるものなのでした。
今回のミニ講義で初めて「英語屋」を知り、体験受講にお申し込みいただいた方もいらっしゃるのですが、基本「挙手」は不要なのでご安心を~(笑)!
ただ共通点としては、
「制限時間を厳しめに設定」
「各自が、自分の答えを披露し、間違えても気にしない(そこから学ぶ)」
「正解できるかどうかよりも、正解・不正解の理由や周辺知識を重視する」
といった点は挙げられるかな~と思います。
それでは、このblogもそろそろ、いつものペースに戻って・・
・TOEIC問題
・洋書に出てきた単語や表現
・英英辞書で紹介される単語や表現
などを、猫をさりげな~く( ?)からませながら書いていきたいと思います。
今後もどうぞご贔屓に~。Thank you for your patronage!
★著者写真&氏名を「編集者バージョン」にしています!(by我が妹)
eigoyavocab at 10:26|Permalink│Comments(0)