2020年12月16日

猫とミステリー(1)reviewを読んでみる

私が大好きな「ミステリー」と「」。この2つが合体した小説ほど楽しいものはありません。というわけで、この楽しさを皆さんと分かち合いたい!と「猫とミステリー小説の読解講座」を開催することになりました。

https://eigoya.com/OnedayCM.htm


今日は、この講座で読む小説「The Cat, The Quilt and The Corpse」の概要をご紹介するべく、amazon.com の読者 review の1つを読んでみたいと思います。

(原文はこちら。ここから一部抜粋 ⇒ https://amzn.to/3gGwyfu )

Reviewer:  D. G. Evans氏(2009年9月2日)

This was a cover-to-cover read over the weekend.
It was read aloud to my wife and our "owner/cat".
The cats are probably harder to write well as characters,
but Mrs. Sweeney is certainly up to the task. 

The human characters are appropriately developed and
the plot has just enough hints to let you play along in the mystery.
Touches of humor are never far away, and
"Mercy, SC" becomes an almost yearned-for hometown,
even if you weren't raised there.

We're looking forward to the next one(s) of hopefully a long series.

和訳と解説はこの下 
IMG_4204__1_-removebg-preview

(この写真と違って、犯人を捕まえるのは人間・・だけど、猫も活躍しますよ~)

This was a cover-to-cover read over the weekend, 
  これは週末で、最初から最後まで読み切ってしまった本だった
It was read aloud to my wife and our "owner/cat".
 読み聞かせた、妻と我々の「飼い主(猫)」に。

 ★猫のほうがownerで、自分たちが「飼われている」という発想って、いかにも猫好き😸。

The cats are probably harder 
 おそらく、より難しいだろう、猫たちを
to write well as characters,
 個性を持つ存在としてうまく描くことは
but Mrs. Sweeney is certainly up to the task
 だけど、Sweeney (著者)は、これを十分やってのける

 ★そうそう、主人公の飼い猫3匹は、それぞれ個性が描き分けられています。

The human characters are appropriately developed 
 人物像は、適切に作り上げられており、
and the plot has just enough hints 
 そして、話の筋は、ちょうどいい量のヒントを提供している
to let you play along in the mystery.
 ミステリの中で、あなたが楽しめるうように。

Touches of humor are never far away
 ユーモアの味も、含まれている(=決して外されていない)
and "Mercy, SC" becomes an almost yearned-for hometown, 
 そして「サウスカロライナ州のMercy(という町)」は、まるで憧れの故郷になる、
even if you weren't raised there.
 そこで育てられたわけでもないのに。

We're looking forward to the next one(s) 
 私たちは楽しみにしている、続編を、
of hopefully a long series.
 長く続くことを願っているこちらのシリーズの。

なかなかの高評価ですよね。amazonでは平均4.5の評価です。

このreviewを読んでもわかるように、小さな町の人々がていねいに描かれていて、ユーモアもたっぷり、謎解きのドキドキも適度に、そしてほっこり暖かい気持ちにもなるお話です。一緒に読んでみたくなった方、12/26の講座でお待ちしていますね!

-----------------------

最後に、この中から up to を取り上げて、掘り下げてみましょう。
TOEICに登場する  up to  は多くが「最大~、~に至るまで」という意味。例えば:

You can borrow up to five books.
 あなたは5冊まで最大5冊)本を借りることができます。

これ以外には、「~次第である」という意味でも登場します。

It's up to  you.
 それはあなた次第です。

ただ、今回の文章に登場したのは、このどちらでもない意味ですね。

Mrs. Sweeney is certainly up to the task. 
 だけど、Sweeney (著者)は、これを十分やってのける

この up to は「きつい仕事や任務を遂行できる」という意味で、イメージ的には、
立ち上がって(← up)対峙している(←to)感じ

Are you up to the task?
 あなた、この仕事できる?

なんて上司に尋ねられたら、Sure, I am! と答えたいですね。ほんとはちょっと不安でも・・。

(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
cover-to-cover 本を最初から最後まで(表のカバーから裏のカバーまで)
read aloud  読み聞かる、声に出して読む
(be) up to ~ ~をやり遂げることができる
appropriately  適切に
raise 育てる
look forward to~ ~を楽しみにしている



「TOEIC公式みんなで模擬受験の解説」一覧を作りました!
mogitest


「TOEICat問題」の一覧を作りました!
mogitest

役に立った!という方は下記のボタンをクリックorタップ!

英語屋特製ゆる猫スタンプ発売中です


eigoyavocab at 12:17|PermalinkComments(0)

2020年11月10日

Harry Potter(1) mindが使われている場面

お久しぶりです、皆さま~。英語屋は10月で移転したり、新学期が始まったりとバタバタしており、すっかりブログ更新を怠っておりましたが、ネタはひそかに温めておりました。

[TOEIC990満点80回超の講師(=私)が、TOEICをとことん分析・追求したオリジナル教材で指導。オンライン受講&教室受講受付中です。
今日のネタは、最近毎週TV放映されている「Harry Potterシリーズ」より、TOEICでも頻出の mind が会話で使われている場面を2つご紹介したいと思います。

どちらも、第2作「秘密の部屋 ₍The Chamber of Secrets)」より。

場面1:
ハリーの敵役マルフォイが、Percy Weasleyという上級生に廊下で出くわします。夜遅くに出歩いていることをPercyに咎められたのですが、上級生であろうが食って掛かります。

Malfoy: And what are YOU doing down here, Weasley?

Percy: Mind your attitude, Malfoy.

場面2:
Hogwards魔法学校の中で死亡した後、幽霊となってトイレに引きこもっている少女マートル。あるとき、彼女は本をぶつけられたと怒っていました。

Harry Potter: Why would I throw something at you?

Moaning Myrtle: Don’t ask me. Here I am, minding my own business…
and someone thinks it’s funny to throw a book at me.

和訳と解説はこの下 

IMG_4667
(幽霊コスプレのフク、ハロウィンバージョン。ああ、SNOWって便利)


場面1:
Malfoy: And what areYOU doing down here, Weasley?
 で、"おまえ"はこんなところで何しているだよ、Weasley?

PercyMind your attitude, Malfoy. 
 態度に気をつけろよ、Malfoy.

上級生に対してエラそうな態度をとるMalfoyに、Percyが注意している一言。
この mind は動詞で「~を気に掛ける」「~を気にする」。ここでは命令文として使っていますね。

場面2:
Harry Potter: Why would I throw something at you? 
 どうして君に何かをぶつけるっていうの?
(=僕がそんなことするわけないだろう?)

Moaning Myrtle: Don’t ask me. 
 私に聞かないでよ。
Here I am, minding my own business… and
 私はここにいて、自分のことを気に掛けていて・・そしたら、
someone thinks it’s funny to throw a book at me.
 誰かがおもしろいって思ったんでしょうよ、本を私に投げつけるのが。

こちらの minding は現在分詞。分詞構文になっています。接続詞を使う代わりに分詞を使うことで、前後の文とゆる~くつなげています。

こんなふうに、mind は普段の会話にも動詞として登場しやすい単語です。命令文で使うと、注意を促す・警告を与える表現になるので、例えば:

Mind the gap. スキマに気を付けて。
(⇒電車とホームのスキマなど)

Mind your step. 足元に気を付けて。

Mind your manners.  マナー・礼儀に気を付けて。

Mind your own business. 自分ことだけ気に掛けてろ(=余計なお世話だ)

TOEIC的には:

Would you mind moving forward?
 前に進んでもらえませんか?
(~するのは、気に掛かりますか?おいやですか?)

といった依頼文でよく登場しますね。

ちなみに「分詞構文って何?」ともやもやしている方、こちらの英語屋・単発講座でスッキリしませんか~?通信受講(動画受講)も可能です。


(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
mind ~を気に掛ける、~を気にする、嫌がる
attitude 態度
throw ~ at ~を・・に投げつける
Would you mind ~ing? ~するのはおいやですか?
move forward  前に進む、動く


「TOEIC公式みんなで模擬受験の解説」一覧を作りました!
mogitest


「TOEICat問題」の一覧を作りました!
mogitest

役に立った!という方は下記のボタンをクリックorタップ!

英語屋特製ゆる猫スタンプ発売中です


eigoyavocab at 18:00|PermalinkComments(0)

2020年02月11日

Elementary (2)

私が最近はまっている海外ドラマ「Elementary」からの第二弾。⇒第一弾はこの猫をクリック~。

【ご案内】英語屋の2月コース 体験受講受付中!(*^▽^*)
 

Amazon primeで見ることのできる、Season 1~6までをついに制覇してしまった私。今は、Season2の3回目の視聴を楽しんでいます。3度目ともなると、ストーリーよりもいろんな英語表現が頭に入ってくるのがいいところ。

(注:ドラマ Elementary を知らない方へ:名探偵シャーロック・ホームズの現代版。舞台は米国・ニューヨーク市です。)

ホームズには、しょっちゅう、NYPD(=New York Police Department)から捜査協力要請の電話やメールが入ります。それを受けると、何をしていてもすぐさま現場に駆け付けるのですが、一緒にいる相手にはこんな風に説明します:

Holmes: Duty calls.

Duty が主語で、callsが述語なので、直訳すると「義務(職務)が呼んでいる・求めている」。つまり「私にはやらないといけないことがある」という感じですね。ちょっと誇らしげに、なんなら偉そうにホームズがこれを言うところが、私は結構好き。

call という単語のおもしろい使い方は、他の場面でも登場します。Season2 - 第13話で、NYPDのベル刑事がホームズのせいで怪我をして拳銃が扱えなくなり、別の部署に異動します。ホームズは、ベル刑事は元の仕事(主要犯罪課)に戻るべきだと強く訴えます。そのときのセリフがこちら:

Holmes: It's a calling. It's your calling.

↓和訳と解説はこの下に ↓

line_1580991415638
(ミヤのcallingはグルーミング。人でも猫でも舐めたくて仕方ないけど、鉄に怒られちゃったの図)

Holmes: It's a calling. It's your calling.

この場合の calling は「a」がついていることからもわかるように、名詞です。「呼び出し」「呼び声」といった意味もありますが、「天(神)が呼んでいる、宣言していること」という意味もあるので「使命」とか「天職」とも訳されます。というわけで、このセリフの意味は:

Holmes: It's a calling. It's your calling.
「それ(主要犯罪担当刑事)は、天職なんだよ。きみの天職だ。」

ちなみに、このエピソードの最後では、ベル刑事は元どおり、主要犯罪課(Major Crimes Unit)に再異動。私の好きなキャストの一人なので、戻ってくれてうれしい~。

さあ、今日も 「Elementary」の3回目、見ようっと 

(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
duty  職務、義務、関税
call  求める、呼ぶ、電話する




「TOEICat問題」の一覧を作りました!
mogitest


役に立った!という方は下記のボタンをクリックorタップ!

英語屋特製ゆる猫スタンプ発売中です


eigoyavocab at 11:40|PermalinkComments(0)

2020年01月26日

TOEICat問題 その37

今回のTOEICat問題はTOEICのPart5(短文穴埋め問題)です。珍しく cat とは無関係の英文ですが、その理由はのちほど。

Sir Walter is (-------) the finest men I've ever known.  

(A) into
(B) such
(C) together
(D) among

IMGP0609
(Fuku, the finest cat?)

まずは選択肢の品詞から確認してみましょう。

(A) into 前置詞
(B) such  形容詞
(C) together 副詞
(D) among 前置詞

続いて文構造のチェックを試みましょう。

S: Sir Walter 
V: is
C: (空所)+ the finest men

空所の後ろの「the finest men」とセットになる語を選べばよさそうです。
まず、消去できるのは together(副詞)。副詞は様々な語句を修飾しますが、名詞のかたまりを前から修飾する働きはありません。
続いて、such。「such (a/an) 名詞」という形にはなりますが、suth the ~という用法はありません。したがってこれもNG。

残るのは、前置詞の2つです。文法的にはどちらも名詞とセットになるので、問題ありません。意味で検討しましょう。into は「~の中に(向かって)」、amongは「~の中に囲まれている、含まれている」。そう、正解は(D) amongですよね。

Sir Walter is among the finest men.
(Sir Walterは 最も優れた人物の中に含まれている)

この意味でのamongは頻出ですので押さえておきましょう!
言い換えると、

Sir Walter is [ one of ] the finest men.

どちらの場合も、後ろには複数名詞を置きます。

さて、この文の出所ですが、私が現在はまっているこの小説からです:


ジェフリー・アーチャーは初めて読んだのですが、ドキドキわくわく、サスペンスの要素も多分にありながら、第二次世界大戦前夜のイギリスの雰囲気も楽しめました。今日から2作目(全7編)に突入します!私のツボにはまったのは、「歴史好き」という側面もありますが、「Harryという主人公の名前」、「貧乏で苦労した子供時代」、「頼りになる擁護者の存在」、「寄宿学校への進学」、「友人の妹と恋に落ちる」・・といった要素が、Harry Potterにそっくりだという点も。ハリポタファンの皆さんも、ぜひ読んでみてくださいね。

【ご案内】英語屋の2月コース 体験受講受付中!(*^▽^*)
 


(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
among the 最上級 ~のうちの一人(一つ)
what about ~?   ~はどう?いかが?
cloth  布

「TOEICat問題」の一覧を作りました!
mogitest


役に立った!という方は下記のボタンをクリックorタップ!

英語屋特製ゆる猫スタンプ発売中です 


eigoyavocab at 17:11|PermalinkComments(0)

2019年12月20日

Elementary (1)

お久しぶりです、皆さま~。前回のブログ更新から何と約3ヶ月!・・私の悪いクセが出てしまいました。生来の筆不精に加え、重症の肩関節周囲炎(a.k.a. 五十肩)のため、キーボードに伸ばす手も痛くて、ついつい教材作成以外では長めのタイピングをするのを避けておりました

五十肩なんてすぐ治るだろうと高をくくっていましたが、私の肩関節周囲炎は「研修会のネタになるレベル」らしく、完治には1年を要するらしいのです。昨日も「こんなカッチカチなのは初めて・・」と担当の理学療法士の先生に嘆かれてしまいました。

というわけで当面は、気軽に、短めに、英語&TOEICネタをお送りすることにシフトしようと思います。

  ちなみに、こんな重症「五十肩」を実際に見てみたい(?)方、1/5(日)の単発講座を担当しますので、ぜひ


今日のネタは、私が最近はまっている海外ドラマ「Elementary」より。

名探偵シャーロック・ホームズの現代版(しかも、こちらのバージョンでは、ワトソンはアジア系の女性です)。この場面は、ホームズがワトソンを探偵として鍛えようとしているところです。二人が同居するアパートでのひとコマ。

(Holmes throws a tennis ball at Watson's back.)

Watson: OW! What the hell was that about?!

Holmes: Don't be cross. It could have been a knife.

fuku20191220
(Fuku with a cap: He also looks cross!)

↓和訳と解説はこちら ↓

(Holmes throws a tennis ball at Watson's back.)
  ホームズはテニスボールをワトソンの背中に投げる。

Watson: OW! What the hell was that about?!
 ワトソン:うわぁ!いったいどういうまね?!

Holmes: Don't be cross.  
 ホームズ:怒るなよ。
It could have been a knife.
 それ(テニスボール)は、ナイフだったかもしれないよ

could have been は仮定法過去完了。過去の事実(実際はテニスボールだった)とは異なることを「仮定」して、「~だったかもしれない」と述べています。

このエピソード内では、何度もワトソンを不意打ちして、犯罪者に襲われても対応できるよう鍛えようとしているので、こういうセリフになっているわけですね。

仮定法って、教科書に登場する、なんだかややこしい話法だと思っている方、実は普段の会話にも頻繁に登場します(ちょうど今週の「英作文&スピーキングクラス」のテーマの1つです。受講生の皆さん、お楽しみに~)。

また、cross はTOEICでは「横断する」という動詞として頻繁に登場しますが、ここでは形容詞。「怒っている、不機嫌な」といった意味です。イギリス人がよく使う表現のようです(Sherlockはイギリス人)。

ちなみに、このエピソードのオチとして、ワトソンが逆にシャーロックに不意打ちをくらわせて、驚くシャーロックに微笑みながら「It could have been a knife.」と同じセリフを吐きます。私の好きなシーンの1つです。

さあ、今日も 「Elementary」見ようっと 

(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
throw  投げる
back  背中
could have + 過去分詞 ~だったかもしれない




「TOEICat問題」の一覧を作りました!
mogitest


役に立った!という方は下記のボタンをクリックorタップ!

英語屋特製ゆる猫スタンプ発売中です


eigoyavocab at 11:59|PermalinkComments(0)