ボキャログ

2023年08月19日

ディリ・バレっと(deliberate)

おなじみ「英語屋のボキャログ!」から、(むりやり)猫にからんだのものをご紹介。

【ボキャログとは】
TOEICに出題される単語を、次のような形で紹介するブログです:
・語呂合わせ
・語呂にちなんだイラスト
・例文
・実際の使用例(引用句やニュースなど)
  ⇒ 過去にご紹介した語はこちらでまとめてチェック:http://furusawahiromi.blog.jp/archives/cat_248871.html

そして、今回の単語は deliberate。
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語源から見ると:
de(強調)+ libra(測る、天秤)=きちんと測りにかけるような慎重な感じをイメージするとよいですね。どんぶり勘定でテキトウな感じの"真逆"。私はdeliberate・・とは言えないなあ・・。

de-という接頭語は、どうしても「下降」「否定」といったネガティブな意味のイメージを持ってしまいますよね。decrease(減少)やdeodorant(防臭剤)など。でもこの語のように「強調」の意味もあるのが、ちょっとややこしいところ。We should deliberately remember "deliberate"! (私たちは慎重に、deliberateを覚えるべきですね)

詳しい  deliberate の意味と用例は「ボキャログ!」でご覧ください~! ⇒  deliberate



更に「ボキャログ」では、過去のエントリーをABC順に探すことも可能です。
こちらよりどうぞ~ → Alphabet順一覧



eigoyavocab at 14:03|PermalinkComments(0)

2022年08月27日

privilege(プリ・・ティな・・ヴィレッジ)

おなじみ「英語屋のボキャログ!」から、猫にからんだのものをご紹介。

【ボキャログとは】
TOEICに出題される単語を、次のような形で紹介するブログです:
・語呂合わせ
・語呂にちなんだイラスト
・例文
・実際の使用例(引用句やニュースなど)
  ⇒ 以前にご紹介した crate / obstacle / lying / somewhat / sturdy / surface はこちら

そして、今回の単語は privilege。
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語源で見ると:
・priv  は private と同じで「個人の」
・leg  は legal と同じで「法律」
というわけで、「その人に特別のルールが適用されること」をイメージするとよいかも。

そして、 privilegeの意味と用例は「ボキャログ!」でご覧ください~! ⇒  privilege



更に「ボキャログ」では、過去のエントリーをABC順に探すことも可能です。
こちらよりどうぞ~ → Alphabet順一覧



eigoyavocab at 14:22|PermalinkComments(0)

2019年04月04日

Word of the Day(7)a watched pot never boils

Merriam-Webster という辞書の Learner's Word of the Day より、おもしろい語句をご紹介するシリーズの第7弾。(過去のエントリーは → こちら

今日ご紹介するフレーズは:

a watched pot never boils

直訳すると「監視されている鍋は、沸騰しない」。watched は pot を修飾する過去分詞ですね。

「われ鍋に とじ蓋」といった鍋関係のことわざは日本にもありますが、さてこれはどんな意味なのか・・会話文から探ってみましょう。

Woman: What are you doing, Mike?

Man: I'm expecting a call from college.
They will let me know if I have won the award.

Woman: You should find something else to do
-- a watched pot never boils!

さあ、ここから意味を推測すると:

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(A watched cat never sleeps・・というのは大ウソ)


このフレーズの定義は(by Merriam-Webster )

 time passes slowly when you are waiting for something to happen

「時間はゆっくり過ぎる、何かが起こるのを待っているときは」

日本語で言うところの、「焦りは禁物」「待つ身は長い」という感じ。
Time flies(時が飛ぶ=光陰矢のごとし)の真逆です。
時間の長さって、ほんとに主観的なものですね。

ちなみに、私は電気ポットでお湯を沸かしている間、じっと待つことができずに別のことを始め、すっかり忘れてしまって戻って来たときにはお湯が冷めてしまっているので、また沸かす・・というループを繰り返すことがなんと多いことか~(ああ、もったいない)。というわけで、私の場合は
  A unwatched pot boils quickly. (監視していないポットは早く沸騰する)
と肝に銘じなくてはなりません。

さて、先ほどの会話ですが:

Woman: What are you doing, Mike?
 何しているの、Mike?

Man: I'm expecting a call from college. 
 大学から電話がかかってくるはずなので待っているんだ。

They will let me know if I have won the award.
 彼ら(大学)が知らせてくるんだよ、ぼくが受賞したかどうか

Woman: You should find something else to do
 何か他にすることを探した方がいいわよ、
-- a watched pot never boils!
 「監視されている鍋は、沸騰しない(=待つ身は長い)」でしょ。

このフレーズは、learners' dictionary の facebook ページでも紹介されていて、写真も見れますので、よかったらそちらもお試しくださいね。→ こちら

★TOEIC専門塾・英語屋の情報はこちらから~!

(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
expect + O  Oが来るはずと思って待つ
let me know if ~ ~かどうか私に知らせる
win an award  受賞する
something else  何か他のもの、別のもの
watch  意識して見る、見守る、監視する
pot 深鍋、(植木)鉢、ポット
boil  沸騰する


eigoyavocab at 11:58|PermalinkComments(0)

2019年02月01日

Word of the Day(6)the apple of one's eye

Merriam-Webster という辞書の Learner's Word of the Day より、おもしろい語句をご紹介するシリーズの第6弾。(過去のエントリーは → こちら

今日ご紹介するフレーズは:

the apple of one's eye

直訳すると「~の目のリンゴ」。
「目の上のタンコブ」とか「目の敵」といったことわざは日本にもありますが、さて、これはどんな意味?会話例から探ってみましょう。

Woman: I just saw Jack with his dog at the cafe near the park.

Man: Yeah, he loves her so much that he takes her everywhere.

Woman: She looked adorable. No wonder she is the apple of his eye.

さあ、ここから意味を推測すると:

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(この細長い段ボールが、幼きフクの the apple of his eyeでした。)


このフレーズの定義は:

a person or thing that someone loves very much

「大好きな人やモノ」

appleがどうして「大好きな人・モノ」という意味になったのかは、よくわかりませんでした。このフレーズは9世紀くらいから使用されているという、かなり古くからある言い回しだそうで、シェイクスピアの「真夏の世の夢」にも登場するとか。
(ご参考:https://www.phrases.org.uk/meanings/the-apple-of-my-eye.html

Woman: I just saw Jack with his dog at the cafe near the park.
ジャックが犬といるのを見かけたわ、公演の近くのカフェで。

Man: Yeah, he loves her so much that he takes her everywhere.
ああ、彼(Jack)は彼女(雌のワンコ)をとってもかわいがっているから
どこにでも彼女(雌のワンコ)を連れて行くんだよ。

Woman: She looked adorable. No wonder she is the apple of his eye.
彼女(雌のワンコ)、かわいかったわ。
彼のお気に入りのも当然ね

この例では、雌のワンコのことを「her / she」と呼んでいますね(雄なら he / his /him)。学生の頃、初めてこれを聞いたときは驚きました!
犬や猫を褒めるときも「Good boy (girl)」と言うんですが、最初聞いたときは、え?誰を褒めてるの~??と混乱したものでした。

家族だと思っている犬猫のことを「it」と呼ばないのは、むしろ礼儀でしょうね。日本語ではかわいがっていることを「目に入れても痛くない」と言いますので、このフレーズはそう訳してもよさそうです。

ちなみに、the apple of my eye は、もちろんうちのネコたちですが、昔は実家で犬を飼っていました。彼女が私たち家族に、犬猫と暮らす楽しさを教えてくれました。それがルン(永遠の17歳)です!
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このフレーズは、learners' dictionary の facebook ページでも紹介されていて、かわいい写真も見れますので、よかったらそちらもお試しくださいね。→ こちら

(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
so ~ that S+V. あまりに~なので、SV 
take ~を連れて行く
everywhere どこにでも
look+形容詞 ~のように見える
adorable かわいい、愛らしい
no wonder S+V.  SVなのも当然だ、不思議はない。


eigoyavocab at 14:40|PermalinkComments(0)

2019年01月20日

Word of the Day(5)put on the dog

Merriam-Webster という辞書の Learner's Word of the Day より、おもしろい語句をご紹介するシリーズの第5弾。(過去のエントリーは → こちら

今日ご紹介するフレーズは:

put on the dog

直訳すると「犬を着る・身に付ける」。
「猫をかぶる」とか「猫の首に鈴をつける」といったことわざは日本にもありますが、さて、これはどんな意味?会話例から探ってみましょう。

Woman: Oh, is this the photo taken at the reception?

Man: That's right. Here, look at Mike. He wore a black tuxedo!

Woman: Wow, he really put on the dog for the party.

さあ、ここから意味を推測すると:

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(dog ならぬ reindeer[となかい]を着用しているテツ)

このフレーズの定義は:

= to pretend that you are very stylish or rich
「オシャレ or お金持ちであるふりをすること」

アメリカの大学生の間のスラングで、おしゃれであることをdog・doggyと言ったのが始まりのようです。・・個人的には、猫のほうが stylish だと思うんだけどなあ~。

Woman: Oh, is this the photo taken at the reception?
 あら、これはパーティで撮られた写真なの?

Man: That's right. Here, look at Mike. He wore a black tuxedo!
 そうだよ。ほら、Mikeを見てよ。彼は黒のタキシードを着てたんだよ!

Woman: Wow, he really put on the dog for the party.
 すごいわ、彼は本当にあのパーティのために見栄を張ったのね。

ちなみに、reception は「受付」の他に「歓迎会、祝宴」といった意味があり、partyとの言い換えが可能である点は、TOEICでは注意したいところ。

それから、 put onは「~を身に付ける」。進行形にして「S is putting on ~」となると「Sが~を着用しようとしている」と、身に付ける過程の途中であることを表します。これはPart1に超頻出のひっかけなので、こちらの問題でもチェックしておきましょう! ⇒ TOEICat問題 その5

このフレーズは、learners' dictionary の facebook ページでも紹介されていて、かわいい写真も見れますので、よかったらそちらもお試しくださいね。→ こちら

(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
reception  受付、歓迎会、祝宴
put on ~を身に付ける
pretend ふりをする




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eigoyavocab at 12:00|PermalinkComments(0)