TOEICat問題 その22Word of the Day(6)the apple of one's eye

2019年01月30日

思てたのと違う論点(1)

アガサ・クリスティの小説には、TOEICっぽい語句・表現がたくさん登場しますが、その中で「ええ~、思てたのと違う~」という意味で使用されている単語があります。これまでにご紹介したのは drawing / row / invalid / start

そして今日ご紹介するのは単語ではなく、TOEICにも頻出の「文法の論点」です。ズバリ、テーマは「数の一致」。

今日の一節は、クリスティの「火曜クラブ」という短編集より。

いたずら好きの男の子、Tommyが、先生にこう尋ねました:

Teacher, do you say
yolk of eggs is white or 
yolk of eggs are white?

すると先生は、こう答えます:

Anyone would say
yolks of eggs are white, or
yolk of egg is white.

ただ、この先生の解答、実は間違っています。
ヒントは「Tommyはいたずら好き」&「yolkとは何か」。さて、オチはいったい・・?

blog1913
(Whiskers(ひげ)of cats・・・are white?)

まずはTommyくんの質問を訳してみましょう。

Teacher, do you say 
先生、あなたは
yolk of eggs is white or 
「卵のyolkは白い 」と言いますか?それとも
yolk of eggs are white?
「卵のyolkは白い 」と言いますか?

唯一の違いは、be動詞。is / are の違いを、選択疑問文(A or B) で尋ねています。

これに対して、先生は

Anyone would say
 誰でもこう言うでしょう、
yolkof eggs are white, or
「卵のyolkは白い 」もしくは
yolk of egg is white.
「卵のyolkは白い 」と。

つまり、先生の答えは
・主語が複数(yolks)なら、be動詞は are に。
・主語が単数(yolk)なら、be動詞は is に。
主語と述語の数を一致させるべき・・と答えています。うーん、いかにもTOEICに出そうな論点!

しかし、Tommyくん、こんなふうに答えます:

Well, I should say yolk of egg is yellow!
 うーん、僕ならこう言うよ。「卵のyolkは黄色い」ってね。

そう、オチは「yolk=黄身なので、white なわけはない」ってことでした。これ、私はすっかりひっかかってしまいましたよ・・Tommyくんのドヤ顔、そして先生の悔しそうな顔が目に浮かびます!

なぞなぞとしてはよくあるタイプの、1つの点に注目させて(この場合は「数の一致」)、他の論点に気付かせないようにする問題ですが、ただこれ、日本語では同じような問題は作れないですよね。「数の一致」という論点、使えませんから。日本語なら「ピザって10回言って・・じゃあ、ここは何と言う?」「ヒザ!」「ブー、ヒジでした~」と言う、「言い間違い」系の問題が多いかな。

この部分の翻訳は苦労されたでしょうね~!そういう目で原書と翻訳版を読み比べると面白そう。ちなみに「卵の白身」は単に「white」だそうです。

そして、うん、確かに「Whiskers of cats are white.」のほうは正しそうです。
ほら、少なくとも我が家では:
blog1914


(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
I / You を除いて
・主語が複数なら、be動詞は are / were
・主語が単数なら、be動詞は is / was 




eigoyavocab at 12:00│Comments(0)アガサクリスティ | TOEIC

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
TOEICat問題 その22Word of the Day(6)the apple of one's eye