2019年06月02日

TOEICat問題 その31

先週のTOEIC LR公開テストは、第240回。2016年に新形式になってから、早いものでこれで31開催されましたね。最初の頃と比べると、かなり出題の傾向も変わってきています。

今日ご紹介するのはTOEICのPart5(短文穴埋め問題)。毎回出題されるわけではありませんが、時折「比較」関連の問題が出題されます。今日のTOEICat問題はそんな問題に挑戦しましょう~!

According to a recent research finding, some cats can be trained as (-------) as dogs. 

(A) through
(B) thoroughness
(C) thorough
(D) thoroughly

(参考にしたのはこちらの記事。実際は、ちょっと違うことが書いてあります。)
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(テコでも動く気のないテツ。ベランダ散歩したいって言うたのは自分やん!)

選択肢を見ると、thorough の派生語と through が混ざっています。これらの品詞を先に確認すると:

(A) through 前置詞、形容詞、副詞
(B) thoroughness 名詞
(C) thorough 形容詞
(D) thoroughly 副詞

続いて文構造のチェックを試みましょう。

M: According to a recent research finding,
S: some cats
V: can be trained

続きには、「as ~ as」という比較表現を含んでいます。

as (-------) as dogs.

犬と同じくらい(-------)。

こう考えると、空所には述語動詞(can be trained)を修飾する語を入れるのが自然ですね。動詞を修飾するのは「副詞」なので、正解は(D) thoroughly
比較表現であることを意識せず、普通の品詞問題と同様に判断すれば解ける問題でした。

和訳すると:

According to a recent research finding,
 ある最近の調査結果 によると
some cats can be trained
 一部の猫は 訓練されることができる
as (thoroughly) as dogs. 
 犬と同じくらい充分に・徹底的に

こんなふうに「as ~ as」の問題は、これをいったん無視して品詞を判断する癖をつけるといいですね。例えば、こんな文なら:

The preparation must be as (-------) as possible.

as ~ as」を無視すると、SVC(補語)のシンプルな文が見えてきます。
C(補語)になるのは、副詞ではなく、形容詞が適切ですね。

The preparation must be as (thorough) as possible.
 その準備は できるだけ徹底的でなくてはならない。

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しかし、猫を訓練するって、きっと大変でしょうね~。食いしん坊テツに何かを教えるためには、とんでもない量のオヤツが必要で、結果、とんでもないデブ猫になってしまいそうです。

いいんです、猫はそこにいるだけね。ね、テツ!
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(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
according to  ~によると、
recent 先日の、最近の(「ちょっと過去」を指す)
finding 結果、発見
as (形容詞 or 副詞)as ~  ~と同じくらい・・
preparation 準備
through (前置詞)~を通して、通って、
    (形)通しの、直通の(副)通しで、ずっと
thoroughness (名)徹底、完全
thorough(形)徹底的な、十分な、完全な
thoroughly(副)徹底的に、完全に、十分に


eigoyavocab at 11:20|PermalinkComments(0)Part5 | 

2019年05月23日

思てたのと違う語句(6)lead

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アガサ・クリスティの小説が新たに映画化されました!
「ねじれた家」の原題は Croocked House。映画を見る前に、急ぎ Kindle で読んでみました。

この小説には「Author's Foreword(著者の前書き)」という章があり、冒頭に "This book is one of my own special favourites." とはっきり書いてあります。相当お気に入りだったようです。

さて、小説の中に登場する TOEICっぽい語句・表現の中から「ええ~、思てたのと違う~」という意味で使用されている単語をご紹介するこのシリーズ。
今までにご紹介した単語は drawing / row / invalid / start / gather

そして今日ご紹介するのは lead。TOEICで登場する意味は:
(動詞)~を率いる、導く、~のリーダーを務める

この派生語 leading なら
(形容詞)トップの、一流の

これくらいの意味なのですが、Croocked House(ねじれた家)では別の意味でも登場しています。

話の筋としては、ある子供が鉛筆をなめては書いているのを見たnanny(子守)の女性。子供にこう注意します。

(Nanny) Don't do that. You'll get lead poisoning.

(Child) Oh, no, I shan't,
            because it isn't really lead in a pencil. It's carbon.

lead の定義は2つあって、その1つを Oxford Advanced Learner's Dictionary で見てみるとこう書いてあります。

a chemical element.
 ある化学物質
Lead is a heavy soft grey metal,
 leadとは、重くて柔らかい灰色の金属で
used especially in the past for water pipes or to cover roofs.
 特に使用された、過去には水道管や屋根材として。

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(我が家の影の leader はフク・・
  「こっちに来てブラッシングせぇ」「シンクで水飲みたいから出せ」
  「エサ皿から食べたくない気分やから、エサを手にのせてくれ」
  ・・要求は尽きまじ。)

そう、lead とは「鉛(なまり)」のことですね。鉛筆の「鉛」。
これは英語で lead pencil と呼んだのをそのまま和訳したという説があるようです。

ちなみにこの意味の場合、発音は「リード」ではなく「レッド」となる点も注意が必要です。

それでは、先ほどの小説の一節も和訳しておきましょう:

(Nanny)
Don't do that. You'll get lead poisoning.
 そんなことしちゃだめ。中毒になるわよ。

(Child)
Oh, no, I shan't(=shall not), 
 あら、それはないわ。
because it isn't really lead in a pencil. 
 だって鉛筆の中のは本当はじゃないもの。
It's carbon.
 炭素だもの。

カゲ番フクですが、実は辛抱強く、他人と同調しないというリーダーとしての資質も備えています。ミヤがしつこくなめても、このとおり。
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(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)

author 著者、~を書く
favorite お気に入りの(もの)
lead  ~を率いる、導く、~のリーダーを務める
leading  トップの、一流の
chemical  化学の
especially  特に
in the past  過去に
carbon 炭素


eigoyavocab at 12:01|PermalinkComments(0)アガサクリスティ | TOEIC

2019年05月15日

TOEICat問題 その30

英語屋の(and 私自身の)今年のテーマはズバリ「revolution☆」(変革)。今までやったことのないタイプの授業に積極的に取り組む一年にしようと思っています。

その一環として、先週開催したのが「スピーキングのための英作文講座」。
TOEICを通して見に付けた知識を、スピーキングやライティング力アップにどうつなげられるかを学ぶ授業でした。

その中で取り上げた会話をヒントに、今日のTOEICat問題は、Part2(応答問題)です。例によって音声を聞くのではなく、以下の英文を読んで「最も適切な応答」を選んでくださいね。

Q: What was the best gift you've ever received?

(A) I've presented at several conferences.
(B) Do I need to pick just one?
(C) I buy cat-themed goods online.

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(2月にいただいた数々の猫グッズに埋もれるニコ。
もったいなくて未開封で愛でてます。Tさん、ほんとうにありがとう~

(正解は)

(B) Do I need to pick just one?
  1つだけを選ばなくちゃダメ?

設問の意味は:
Q: What was the best gift you've ever received?
 あなたが今までにもらった最高の贈り物は何ですか?

この質問にズバリ「これ!」と答えるのではなく「質問返し」をしています。これって実は便利な「つなぎ言葉」。簡単に答えが思いつかないときって、多々ありますよね。そもそもなんでそんなこと知りたいねん!・・と言いたくなる気持ちをぐっとこらえ、とりあえず考える(or ふりをする)ために時間を稼ぎましょう。そんなときに便利なフレーズです。

別の言葉にするなら「I can't pick just one.」もいいですね。先日のスピーキング講座では、このような「つなぎ言葉」の有効性についてもお話ししました。

日本語ならば「時間を稼ぐ」「話をそらす」「ちょっとふざける」「意図をにおわせる」といったことが自由自在にできるのに、英語になるとなぜか真正面から答えようとするのは、英会話教材の多くがそうなっているからかもしれませんね。その点、TOEICでは上記のような自然なやりとり(の一部)がPart2や3で練習できるので、やっぱりいいなあ~と思いました。

他の選択肢は:
(A) I've presented at several conferences.
  私は発表しました、いくつかの会合(研究大会)で。

(C) I buy cat-themed goods online.
  私は買いますよ、猫柄のグッズを、オンラインで。

★TOEIC専門塾・英語屋の情報はこちらから~!

(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
最上級(the best) + ever  今までの中で最も~
pick       選ぶ
present   発表(プレゼン)をする、提出・提示する、贈り物
conference 会合、研究大会、協議会
-themed ~をテーマ・主題とする



eigoyavocab at 11:31|PermalinkComments(0)Part2 |