2019年06月08日

ドラマ・映画に出てきたおもしろ表現(3)

ドラマや映画から、TOEICに登場する語句や表現をご紹介するシリーズ、第3弾。(過去のエントリーはこちらのネコをクリック ⇒   )

今日ご紹介するのは「刑事コロンボ:二枚のドガの絵」。NHK の人気投票でコロンボシリーズの第2位に選ばれた作品です。

drink がこんな場面で登場しました。簡単な単語ですが、私たち日本人も注意が必要だとわかります:

(場面:家宅捜索を受ける女性と、その知人男性2人。女性宅にて。)

Woman: Oh, I need a drink.

Man1: Let me fix it for you. Still scotch?

Woman: Yes.

Man1: How about you, Frank? A drink?

Man2:  Yes, on the rocks, please. 

簡単なやりとりですが、ポイントは「a drink」の訳し方。
単なる「飲み物」ではないのです。さあ、どんな意味でしょう~?

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(増量前のテツ。今はもう、このパッケージには入れないかも・・。)

scotch とか on the rocks という言葉からもわかりますね。そう「お酒」を意味します。drink を Oxford Learner's Dictionary で調べてみると:

(1) a liquid for drinking; an amount of a liquid that you drink
   飲むための液体、飲む液体の量
(2) alcohol or an alcoholic drink;
   アルコール、もしくはアルコール飲料
 something that you drink on a social occasion
   社交の場で飲むもの

そう、drink には単なる「飲みもの」を指す場合もあれば、「お酒」を意味する場合もあるので、これはどうやら文脈で判断しなくちゃならないようです。

先ほどの場面では、くだんの女性はお酒が大好きなキャラ設定だったことに加え、自宅にバーカウンターがあって、そこに座りながらこのセリフを言っているため「お酒」を意味していることが明確。

ただ、そうではなくても単に「a drink」というと「お酒」と判断するようです。

 お酒(を一杯):a drink

 お酒以外:something to drink

Would you like something to drink
  何か飲み物はいかが?
Would you like a drink
  一杯(お酒)いかが?

「ひぇ~、ややこしい!」と思った方、日本語でも「飲む」って単語はややこしいそうですよ~。「飲みに行こう」=お酒を飲みに行く、「飲んだら乗るな」=お酒を飲んだら車を運転しちゃダメ。・・確かに、同じですね。

私も一日の終わりには I need a drink。それが毎日の楽しみになりつつあります。全然痩せないのは、絶対これが原因・・。

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(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
let me+動詞の原形 私に~させて(私が~しましょう)
fix (食べ物、飲み物などを)準備する
How about~?  ~はどう?いかが?
liquid 液体
amount 量
occasion 機会、行事
Would you like~? ~はどう?いかが?


eigoyavocab at 12:40|PermalinkComments(0)ドラマ・映画 | TOEIC

2019年06月02日

TOEICat問題 その31

先週のTOEIC LR公開テストは、第240回。2016年に新形式になってから、早いものでこれで31開催されましたね。最初の頃と比べると、かなり出題の傾向も変わってきています。

今日ご紹介するのはTOEICのPart5(短文穴埋め問題)。毎回出題されるわけではありませんが、時折「比較」関連の問題が出題されます。今日のTOEICat問題はそんな問題に挑戦しましょう~!

According to a recent research finding, some cats can be trained as (-------) as dogs. 

(A) through
(B) thoroughness
(C) thorough
(D) thoroughly

(参考にしたのはこちらの記事。実際は、ちょっと違うことが書いてあります。)
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(テコでも動く気のないテツ。ベランダ散歩したいって言うたのは自分やん!)

選択肢を見ると、thorough の派生語と through が混ざっています。これらの品詞を先に確認すると:

(A) through 前置詞、形容詞、副詞
(B) thoroughness 名詞
(C) thorough 形容詞
(D) thoroughly 副詞

続いて文構造のチェックを試みましょう。

M: According to a recent research finding,
S: some cats
V: can be trained

続きには、「as ~ as」という比較表現を含んでいます。

as (-------) as dogs.

犬と同じくらい(-------)。

こう考えると、空所には述語動詞(can be trained)を修飾する語を入れるのが自然ですね。動詞を修飾するのは「副詞」なので、正解は(D) thoroughly
比較表現であることを意識せず、普通の品詞問題と同様に判断すれば解ける問題でした。

和訳すると:

According to a recent research finding,
 ある最近の調査結果 によると
some cats can be trained
 一部の猫は 訓練されることができる
as (thoroughly) as dogs. 
 犬と同じくらい充分に・徹底的に

こんなふうに「as ~ as」の問題は、これをいったん無視して品詞を判断する癖をつけるといいですね。例えば、こんな文なら:

The preparation must be as (-------) as possible.

as ~ as」を無視すると、SVC(補語)のシンプルな文が見えてきます。
C(補語)になるのは、副詞ではなく、形容詞が適切ですね。

The preparation must be as (thorough) as possible.
 その準備は できるだけ徹底的でなくてはならない。

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しかし、猫を訓練するって、きっと大変でしょうね~。食いしん坊テツに何かを教えるためには、とんでもない量のオヤツが必要で、結果、とんでもないデブ猫になってしまいそうです。

いいんです、猫はそこにいるだけね。ね、テツ!
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(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)
according to  ~によると、
recent 先日の、最近の(「ちょっと過去」を指す)
finding 結果、発見
as (形容詞 or 副詞)as ~  ~と同じくらい・・
preparation 準備
through (前置詞)~を通して、通って、
    (形)通しの、直通の(副)通しで、ずっと
thoroughness (名)徹底、完全
thorough(形)徹底的な、十分な、完全な
thoroughly(副)徹底的に、完全に、十分に


eigoyavocab at 11:20|PermalinkComments(0)Part5 | 

2019年05月23日

思てたのと違う語句(6)lead

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アガサ・クリスティの小説が新たに映画化されました!
「ねじれた家」の原題は Croocked House。映画を見る前に、急ぎ Kindle で読んでみました。

この小説には「Author's Foreword(著者の前書き)」という章があり、冒頭に "This book is one of my own special favourites." とはっきり書いてあります。相当お気に入りだったようです。

さて、小説の中に登場する TOEICっぽい語句・表現の中から「ええ~、思てたのと違う~」という意味で使用されている単語をご紹介するこのシリーズ。
今までにご紹介した単語は drawing / row / invalid / start / gather

そして今日ご紹介するのは lead。TOEICで登場する意味は:
(動詞)~を率いる、導く、~のリーダーを務める

この派生語 leading なら
(形容詞)トップの、一流の

これくらいの意味なのですが、Croocked House(ねじれた家)では別の意味でも登場しています。

話の筋としては、ある子供が鉛筆をなめては書いているのを見たnanny(子守)の女性。子供にこう注意します。

(Nanny) Don't do that. You'll get lead poisoning.

(Child) Oh, no, I shan't,
            because it isn't really lead in a pencil. It's carbon.

lead の定義は2つあって、その1つを Oxford Advanced Learner's Dictionary で見てみるとこう書いてあります。

a chemical element.
 ある化学物質
Lead is a heavy soft grey metal,
 leadとは、重くて柔らかい灰色の金属で
used especially in the past for water pipes or to cover roofs.
 特に使用された、過去には水道管や屋根材として。

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(我が家の影の leader はフク・・
  「こっちに来てブラッシングせぇ」「シンクで水飲みたいから出せ」
  「エサ皿から食べたくない気分やから、エサを手にのせてくれ」
  ・・要求は尽きまじ。)

そう、lead とは「鉛(なまり)」のことですね。鉛筆の「鉛」。
これは英語で lead pencil と呼んだのをそのまま和訳したという説があるようです。

ちなみにこの意味の場合、発音は「リード」ではなく「レッド」となる点も注意が必要です。

それでは、先ほどの小説の一節も和訳しておきましょう:

(Nanny)
Don't do that. You'll get lead poisoning.
 そんなことしちゃだめ。中毒になるわよ。

(Child)
Oh, no, I shan't(=shall not), 
 あら、それはないわ。
because it isn't really lead in a pencil. 
 だって鉛筆の中のは本当はじゃないもの。
It's carbon.
 炭素だもの。

カゲ番フクですが、実は辛抱強く、他人と同調しないというリーダーとしての資質も備えています。ミヤがしつこくなめても、このとおり。
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(今日の「TOEICにも出るぞ!」語句)

author 著者、~を書く
favorite お気に入りの(もの)
lead  ~を率いる、導く、~のリーダーを務める
leading  トップの、一流の
chemical  化学の
especially  特に
in the past  過去に
carbon 炭素


eigoyavocab at 12:01|PermalinkComments(0)アガサクリスティ | TOEIC